竹原ピストル氏インタビュー ~from SAISON CARD TOKIO HOT 100~
2025年1月1日㊌㊗にON AIRされる「J-WAVE NEW YEAR SPECIAL SAISON CARD TOKIO HOT 100 THE ANNUAL COUNT DOWN~SLAM JAM」の模様を特別レポート。
TOKIO HOT 100ナビゲーターのクリス・ペプラー氏が竹原ピストル氏にインタビュー。
音楽のルーツから、クレディセゾンのサッカー日本代表応援CM「一緒に歴史を、つくりにいこう。」のテーマソング「見事的中!!予感的中!!」まで、熱く語っています。
Text:Fumiko Teshiba
Photograph:Keisuke Nakamura
歌を歌うよろこびは寸分も色褪せない
クリス 音楽にハマったきっかけは何だったのでしょう?
竹原 父がハワイアンバンドをやっていて、ギターやウクレレ、ピアノ、エレクトーンなど、たくさんの楽器が身近にありました。
姉も音楽好きで、YMOやRCサクセションなど、当時流行っていた曲をよくレコードで聴かせてくれたんです。
小学生の頃、最初に弾いた楽器はアコースティックギターで、「かえるの合唱」をなぞってみたりしました。
クリス アーティスト名の由来は?
竹原 高校3年のとき親友に、どうしてもお前に考えてほしいと頼みました。その名前でデビューすると約束をして。
表彰式の場などでは後悔しましたが、番組でご一緒した際に、元マラソンランナーの増田明美さんが「ヨーイドンの号砲を鳴らすピストルだね」とすてきな言葉をくださって、このままでいいと思えました。
クリス 「野狐禅」(※)での10年間はどんな時代でしたか?
竹原 大学を卒業し、プロになりたいという夢を持ちながらくすぶっていたんです。だから1年だけ死に物狂いで頑張ってみて、ダメだったらきっぱりやめようと。
ちょうど1年目ぐらいのタイミングでスカウトしてもらい、メジャーデビューが決まりました。この期間は今も焼き付いていますね。
「あのときと比べて疾走感がないぞ、もっと加速しなきゃ」という基準になっている気がします。
クリス なぜ解散に至ったんですか?
竹原 野狐禅は、くすぶっている自分たち自身に対して、「これじゃいかんだろう。ひとつの志に向かって全情熱で全力疾走することこそが生きることだ」と、歌にして歌う2人組だったんです。
でも人との出会いや仕事を経験すると、どんどん伝えたい幅が広がっていくんですよね。
浮かんだものを全部歌いたくてソロになりました。
クリス 鼓舞する、勇気づけるだけではないいろいろな感情がある。その部分も素直に表現したいと思ったんですね。
ソロデビューはどんな経緯だったんですか?
竹原 事務所を辞めてフリーで音楽活動を始めたんですが、とにかく生活のために年間200本以上のペースでライブをしました。これだけやっていればチャンスを掴めるんじゃないかと思っていたところに、映画出演と主題歌に起用されて一気にお客さんが増えました。
それでもう一度、前の事務所に拾ってくれないかとお願いしました。
クリス 音楽家として大事にしているポイントは?
竹原 小学生のお楽しみ会で歌を披露したときのゾクゾクするようなよろこびが忘れられなくて、好きで好きでしょうがない。その気持ちが寸分も色褪せていないことでしょうか。
意識したことがないくらい大事なんでしょうね、きっと。
クリス これから新たに表現したいものはありますか?
竹原 振り返ってみると、夢中になっている時間がまた別のところに連れていってくれたというイメージなんです。はっと新しいことをやっている自分に気づく。
これが続いたら幸せだと思います。
2日間で書き上げた新曲は、〝体重を乗せて〟歌える応援歌
クリス 「見事的!!予感的!!」にはどのような想いを込めましたか?
竹原 自分とサッカーという接点を探ったときに、一番しっくりきたのが中学時代の情景でした。
野球部だったんですが、隣でサッカー部の友人たちが真剣な顔で練習する姿を見ていました。だから歌の登場人物のモデルは、そのサッカー部員たち。
日本代表の皆さんも含め、おそらくすべてのサッカー選手が、日が暮れてもボールを追いかけていたんだと思います。
これなら胸を張って歌えると、心からのエールを込めて書きました。
クリス リアリティや自分の中の真実を求めるんですね。
竹原 どこか身に覚えのある感覚がないと、歌うときに感情が込められないので大切にしています。
〝体重が乗る〟というか。
クリス その表現はとても印象的ですね。
声と詩、そしてサウンドも、テーマにぴったりだと思います。
※インタビューの情報は2024年12月1日現在のものとなります。
竹原ピストル氏がテーマソングを歌う、クレディセゾンのサッカー日本代表応援CM
「一緒に歴史を、つくりにいこう。」
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